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第21話(ご注意下さい※獣姦等あり)

 レイベンは、イシリスの顕になった秘丘に、指を差し込み、糸を引く粘液を滴らせ引きぬいた。  イシリスは蜜を滴るその指をレイベンが舐めあげるのを見ていた。  美しい唇が、弧を描く。 「純白の花嫁よ。お前は、犯され尽くしてもなお美しい…」  引き寄せた裸の細い腰に腕を回し、レイベンは下から突き上げた。  未だ開き切らない花弁を押し開くように、太く勃ったレイベンの雄が蜜襞を抉じ開けていく。 「…っ、ぁあ…!」  亀頭が最奥を突く都度、イシリスは仰け反り、濡れた声を上げた。  微かな月光が、イシリスの白い肌を、柔らかな曲線を青く染める。  向い併せに腰掛けた格好で、深く繋がった秘所が淫らな音を漏らす。 「だめ…そんな…奥…ぁ…!」  濡れた瞳で縋ったイシリスの唇を舐め、レイベンは微笑する。 「お前が欲しがるのは、奥だけか…?」 「あ…ッ!」 「こちらも、犯して欲しいと乞いているではないか…」  僅かにひくつく後ろの孔に、レイベンの靭やかな指先が忍び込む。  指輪を嵌めたその関節まで、レイベンはすんなりとイシリスの胎内へ指を挿し入れる。  引き抜き、挿し入れを繰り返すと、ジュプジュプと音を立てて、蜜が溢れた。 「ぁあ…だめ…ぁ…!」  濡れたエメラルドの双眸が輝き、大きく瞠ったまま、レイベンの漆黒を覗く。  満足気にその瞳を見返し、低く、レイベンは告げた。 「犯せ」 「!」  レイベンの指が引き抜かれるのを待っていたように、別の熱源が、イシリスの胎内に入り込む。 「ぁ…ッ、ァアッ」  イシリスの耳元に、獣の荒れた息遣いが被る。  レイベンがイシリスの細い腰を持ち上げると、更に胎内の奥深くに入り込む。  何度も、激しくイシリスの後ろの孔に出し入れを繰り返す熱源は、ひとの与える快楽とは異様に、違っていた。  背後から、獣が、イシリスを犯していた。 「や…ッ、やぁ…ッ」  イシリスの後ろ首を、獣の牙が甘噛する。肌に食い込む鋭さに、獣の雄を咥えた秘所が更に締め付けた。  締め付けた秘所で獣の雄の形をありありと感じて、イシリスは腰をくねらせる。  二つの秘所を一度に犯され、イシリスは目眩を感じた。 「ふ…、獣を孕んでみるか…?イシリス…」 「…い、や…!も、う…許し…」  背後の獣が、低く唸りを上げ、震える。同時に、熱を胎内に感じ、イシリスは尻を突き上げた。 「ぁ…あ!」  ドクドクと脈打つように獣の射精を感じ、イシリスは何度も蜜襞の唇と奥とを収縮させた。  やがて乱雑に引き抜かれると、緊張が溶けたようにイシリスは身体をレイベンに預けた。 「獣に犯される様も実に美しく、そして淫らな…」 「あ…ぁあ…」  胸に力無くしなだれたイシリスの額に口付け、レイベンは囁いた。 「…明日、とある客人を招き舞踏会を開く。美しく飾ったお前を、見せつけてやろう」  再び、挿し込まれたレイベンの雄が蠢く。  最奥にレイベンの雄の口を締め付け、イシリスは動いた。  レイベンの雄を咥え込んだその蜜襞の唇が、後ろの孔から漏れた獣の精を浴び、更に猥雑な音を上げた。 「…あッ、あに、うえ…!」  昏い闇に、小さな嬌声を上げ、イシリスの意識は果てた。
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