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第1話 キスしたことある?(10)

「!」  目を凝らして見れば、紅い輝きが二つ、浮いて見えた。 「虚月様」 「喉が、乾いたんだろう」 「え…」  闇の中に、虚月の指が浮かび上がった。顎を掴まれ、上向かされる。 「ぁ、ん…」  直ぐに、虚月の唇が、可憐を塞いだ。 「ん…、んぅ」  甘い、トロリとした液体が、虚月の舌を伝って、可憐の咥内に流れ込む。 「ん…っ」  頭の中が蕩けるような甘さで、可憐はぼんやりと目の前の紅い瞳を見た。  その舌が離れていく瞬間、先程の胸の痛みと同じ痛みが走ったが、可憐は気づけずにいた。  なんか、変だな。 「…ぁ…」    そうか、虚月様が返事したの、初めてだ。  俯いて、再確認した可憐は、一人頷いていた。  顔が、口が、綻んでしまう。  一人笑っていると、虚月の手で、可憐は強引に引き寄せられていた。 「ぁ…っ虚月、様っ?…な、に、…ぁっ!」  居間のソファに引き寄せ、虚月は、可憐を乱雑に裸にすると、背中を抱くように膝の上に乗せた。 「そ、そんな…ぁ…っ!」  虚月は、可憐の股を広げ、後ろから可憐を膝ごと抱き上げた。 「や…あっ、こ、こんな…!」  先程のトキメキなど、吹き飛んでしまった。   虚月の膝の上で、可憐は慌てふためいた。  虚月は、何も言わず、顕になった可憐の双丘を、虚月はその指でなぞった。 「やっ、そ、そんなところ…っ」  ヒクリと、可憐の雌の花弁が反応を見せると、耳元に唇を寄せ、虚月は囁いた。 「もっと、喘いでみせろ…」  熱を帯びた囁きに、可憐は全身が熱くなった。 「や…ぁ、ん…っ」  視界が、滲む。 「…っ、ぁ」  背筋を、虚月の唇が口付けながら降りていく。時折音を立てて、虚月は可憐を追い立てる。  胸元では、虚月の指が可憐の薄紅色の乳首を摘み、柔らかく乳房ごと揉み上げた。 「…ん、虚月…さ、ま…っ」  乳房を覆うその手に触れると、虚月は可憐の手ごと乳房を覆った。 「や…っ、ぁ…ん」  仰け反りながら喘ぐと、視野に何か映った。 「ぁ…!み、お、さ…」  目が慣れてくると、目の前には、澪がいた。 「ど…して…!?」 「澪」  虚月が、澪を呼ぶと、澪は頭を下げ、床に膝を突いた。 「え…っ、虚月、さま…っ?」  慌てる可憐を余所に、虚月は、可憐の襞に指を差し入れた。 「あ…っ、いや…!」 「お前のここは、嫌とは言ってはいないが…」  濡れた音を立てて、虚月の長い指が可憐を追い上げる。 「ん…、あ、ぅ…」  ぶるぶると、快楽に可憐の身体が震える。 「…入れるぞ」 「ぁ…っ!」  虚月の一声とともに、可憐の中に熱い塊が入り込んだ。  可憐の双丘を強引に割り、濡れた音とともに犯していく。 「そんなに締めて…、そんなに良いのか?」  可憐の小さな耳朶を、虚月の牙が柔らかく噛む。  更に膝を抱え上げられ、可憐は、虚月と結合した姿を澪に丸見えになる格好になった。  虚月は背後から可憐を突き上げる。  濡れた音が響き、可憐は襞から幾重にも蜜を垂らしていく。 「あ…っ、いやぁ…っ見ないで…っ」
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