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 びくびく、と何度も身体が跳ねる。  怖くてたまらないはずだったのに、次第にその快感がニナを支配していった。 (身体が……熱い……)  今や、肌に触れてきているのは指だけではなかった。  レンドはあろうことかニナの肌に舌を這わせ、いやらしく濡れた音を響かせながら口付けの痕を残していく。 「あっ……ン……っふ……あぁっ……」  いつの間にかニナの口を塞いでいた服が唇から外へ押し出されていた。  声は出せるようになった。呼吸もしやすくなった。それでもニナは助かったと少しも思えない。 「さっきからこんなに硬くして、君は身体を売る才能があるんじゃないか?」 「そん……なの……っ……」 「ない、とは言い切れないだろう。自分で自分の身体がどうなっているのか、見てみるといい」 「あぁっ、嫌……っ」  ぐいっと腕を引っ張られ、無理やり起き上がらされる。 (今度は何をされてしまうの……)  怯えるニナを、レンドは大きな姿見の前へと引きずっていった。  とても見られた姿ではないニナをそこに晒し、後ろからその身体を拘束する。  顔をそらそうとしても無駄だった。レンドの手がニナの顎を掴み、強引に前を向かせてしまう。 「ほら、見てみろ。君の身体が俺の手に触れられてどうなっているのかを」 「あ……」  今までに見たことがないほど、ニナの身体は桜色に色付いていた。こんなことでもされていなければ、熱でもあるのかと思っていたかもしれない。  確かな情欲をその肌から匂わせたニナの身体で特に目に付くのは、ぴんと立った二つの胸の飾りだった。  ついさっきまで舌で舐められていたせいか、てらてらと唾液の跡が光に反射して淫靡さを増す。 (これが……私……?)  そこで初めてニナは自分の顔を見た。  ――すっかりとろけきって、次の快楽を待ち望んでしまっている『女』の顔をしている。 (……っ)  ついさっきまで、自分はどんな顔をこの人に見せていたのだろう――。そう考えて、ニナは身体を震わせる。 「わた、し……こんな……」 「まだこんなもんじゃないだろう?」  再びレンドの手がニナの身体に伸びる。  後ろから王子らしく汚れのない、しなやかな指が首筋を滑った。そのまま降りて胸元へ到達すると、小さく震えている突起を軽く爪弾いた。 「あんっ……」 「素直に啼けるようになったな」 「い……や……だめです、レンド様……」 「君の身体はそう言ってない」 「あ……あぁっ……」  ただでさえ硬く張り詰めている尖りを、育てるように指で扱かれる。小さな声をこぼしながら、ニナはひたすら「嫌だ」と泣いた。  本当に嫌なはずだった。それでも、胸をいじられると甘い声が漏れてしまう。 (私……おかしいんだわ……)  ひどく足の付け根が切なく疼く。その理由さえわからず、ニナはもじもじと身体を動かした。  レンドがそれに気付かないはずもなく、執拗に胸をいたぶるその手を止める。 「もっと別の場所を触って欲しそうだな」 「え……?」 「わからないなら教えてやろう。足を開くんだ」 「あ、し……」  それが別世界の言葉のように聞こえたのは、ニナの本能がなにかよくわからない危機感を訴えてきたからなのだろう。  レンドの言葉に逆らうように、ニナは逆に力を入れた。当然足は固く閉じてしまう。 「夫の言うことが聞けないようなら、君をここに置いておくことはできない」 (ここに……いられない……)  それはつまり、ニナが家族になんの恩返しもできないまま戻されてしまうということで。 「い、嫌です……」  レンドの機嫌を損ねてはたまらないと、恐ろしさを覚えながらニナは足をゆっくり開いた。  これになんの意味があるのか、わからないのに身体がさっき以上に震えている。 「レンド様……怖いこと、しないで……」 「……指図される筋合いはないな。君は黙って俺を受け入れればいい」  苛立った声が聞こえたかと思うと、ニナの開いた足の間にレンドの指が潜り込んだ。  くちゅ、とキスとは違う濡れた音がして、ニナは羞恥に顔を赤らめる。 「ちが……違うんです、これは……漏らしたわけじゃ……」 「そんなことは言わなくてもわかってる。君は感じて、濡れてるだけだ。その証拠に……」 「あぁっ!」  レンドは自分の指にニナの愛蜜を絡め、擦り付けるように隠されていた花芯を暴いた。  胸の突起をいじられていたときとは比べ物にならない痺れが走り、ニナはびくびく身体を痙攣させる。それにも構わず、レンドはくちゅくちゅとニナの秘所を責め始めた。 「あんっ……あっ……あぁっ……いや、いやぁっ……」 「嫌だと言うのは君の嘘だ。じゃなかったらこんなに濡れるはずがない」 「違います、違うの……っ」 (こんなの私の身体じゃない……)  誰にも触れられることのなかった純潔の真珠がレンドの指によってこね回され、いびつに形を変える。軽く剥かれて指を動かされれば、更に強い刺激がニナを容赦なく襲った。  なにも知らなかった身体が甘い刺激を受けて素直にそれを学んでいく。  太ももまで蜜を滴らせながら、ニナは背中を仰け反らせた。
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