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1st side -Natsume-*Act.6-11☆

「また、私の下の名前、呼んでくれませんか? ――毅弘、さん……」  不意を衝くように、萌恵が夏目の下の名前を口にしてきた。  夏目は驚き、けれども萌恵に呼ばれたことが嬉しくて堪らなかった。 「萌恵……」  下の名前を呼び、再び萌恵の蜜壺に己を宛がう。  充分に濡れてはいても膣は狭い。  それでも、半ば強引にナカを貫く。 「萌恵、入ったよ……」  萌恵は満足げに微笑んでいる。  夏目が想像出来ないほどの痛みを感じているだろうに、それを微塵も見せない。  女ならではの強さだろうか。 「動いていい?」  夏目が訊ねると、萌恵は笑みを湛えたまま頷く。  夏目はゆっくりと身動きした。  本当に、萌恵と繋がっている。  その幸せを噛み締めながら、律動を繰り返す。  萌恵の鳴き声は控えめだった。  初めてだから仕方がない。  今は痛いのを我慢することが精いっぱいだろうから。  処女の強い締め付けに、夏目は何度も達しそうになる。  だが、少しでも萌恵と長く繋がっていたいと思うため、何とか自身を抑える。 「ふ……あぁ……っ……」  ちょっとずつ鳴く声が高くなっている。  それでも、舌で愛撫していた時よりはまだ小さい。  また、射精感が高まってきた。  もう少し、と思ったが、年齢のせいだろう。  さすがに限界を覚えた。  夏目は強く腰を打ち付けた。  ベッドが軋み、それに合わせるように萌恵の声も先ほどに増して高くなった。 「あ……あぁ……っ……やぁ……っ……!」  萌恵の膣が締まった。  それからほどなくして、夏目も薄い膜越しに己の欲望を吐き出した。  萌恵はぐったりとしていた。  一瞬、気を失っているのではと心配になったが、意識は辛うじてあるようだった。  夏目は少し萌恵のナカに留まってから、慎重に性器を引き抜いた。  避妊具には、うっすらと血が付いていた。  まさかと思い、シーツにも視線を落とすと、薄赤い痕が残っている。  夏目は黙々と避妊具の後処理を済ませた。  そして、脱力している萌恵の秘部をティッシュでそっと拭う。
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