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第1話 どっぐ・らん ミズキの不思議な一週間

 ボクは今でも覚えてる  絶対に忘れない  どこに行っても  ずっと ずっと 「きょうから、ぼくがきみのおにいちゃんだよ! クスッ」  ボクはデヴィッド デヴィッドなのに、みんな 「ダイちゃん マテ!」 「ダイちゃん オスワリ!」 「ダイちゃんイイ子だねー」  ”ダイちゃん”と呼ぶ どうしてだろう。  でも、ま いっか… だって、呼んでくれてるのは、ボクの事だモン。 ”ダイちゃん”  ”ダイちゃん!”  たくさんボクを呼んでくれて、撫でてくれて そして、時々叱られたりして お兄ちゃんと一緒に見てた、”不思議シリーズ”  お兄ちゃんは、ボクに話し掛けてくれる。 「ダイちゃん見てよコレ! スゴイね! 本当に”不思議”だ!」 (うん 本当だね スッゴイね~~ お兄ちゃん) ・・・ああ… ボクもニンゲンの言葉が喋れたらな…… 「ねえ ダイちゃん… ”エッちゃん”っていう女の子のトモダチがいるんだけどね  スッゴク、スッゴクかわいいのっ! その”エッちゃん”がね、ダイちゃんをダッコしたいって言ってるんだ、いい?」 (いいよ!お兄ちゃん お兄ちゃんその”エッちゃん”が好きなの?  お兄ちゃんの”スキ”は、きっとボクも”スキ”だ!) 「エッちゃん! ”ダイちゃん”だよ」 (お兄ちゃん その子が”エッちゃん”?) 「ダイちゃん! かわいい! 触ってもいい?」 (いいよ!”エッちゃん”  ”エッちゃん”、お兄ちゃんはキミの事、大好きみたいだよ ボクもキミの事… ) 「きゃあ」 「コレ、ダイちゃん ダメだよ エッちゃん大丈夫?」 アレ… ”エッちゃん”があんまりかわいくて、ボクがダッコしたくなっちゃった。 「ダイちゃん大きくなったねーっ」  そうだね ボクがここに来た時は、お兄ちゃんも簡単にボクをダッコ出来たよね。 今じゃ、ボクがお兄ちゃんをダッコしてるみたい。  お兄ちゃんとボクが持ってる時計は違うみたいだね。 〈チクタク チクタク…〉  でもお兄ちゃんの朝も、ボクの朝も同じ なのに。 〈チクタク チクタク……〉  見ているお花も、いつもの散歩道も、きっとお兄ちゃんと同じに見えてるはずなのに。 〈チクタク チクタク………〉  ボクの時計の方が、お兄ちゃんの時計より早いみたいだ。  ”不思議”だね 「ダイちゃん!ダメだよソレ、僕のオヤツでしょ! またお腹痛くなっちゃうよ!」 「ダイちゃん僕のクツどこにやったの! モ~どうして僕のばっかり」 「ダイちゃん!」  「ダイちゃん!!」  最近 お母さんからいいニオイがして来る どうしてだろう…… (わあ! どうしたの!? ちっちゃいお兄ちゃんだ!! かわいい!! ……でも、どうしてこんなに泣いてるの?) 「ダイちゃん、弟2号”サツキ”だよ! 君は僕の弟1号で2号のお兄ちゃんなんだ  だから1号として、弟を助けるんだ! 分かった? クスッ」 (うん!分かったよお兄ちゃん! ボクもお兄ちゃんになれたんだ!  嬉しいな~~頑張るよお兄ちゃん!) (お母さん お母さん サツキがお腹空いたって言ってるよ) (……今度はオシリが気持ちワルイって……) (…… サツキ… さっきから”寒い寒い”って……) 「今日はダイちゃんもサツキもおとなしいなーって思ったら、サツキ熱があったの  ダイちゃんサツキにずっとくっついてたんだよ」 「へえ エライねダイちゃん さすがサツキのお兄ちゃんだ!」 (エヘッ ボクエライ? 嬉しいな ありがとうお兄ちゃん ありがとう)
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