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第5話

 言いかけて、アイツがふっと息を飲んだ。 (――おかしい。いつもなら口撃してくるはずの場面……) 「せっかく手を繋いでるのに、これ以上アンタとは喧嘩したくないしね」  小さな声で呟くと、頬を赤く染めて俯いて黙り込む。  恋人らしいことをしているのを、アイツのセリフで改めて意識した。 「まぁそうだな、うん。なんか焦っちゃって」 「焦らなくてもいいよ。少しずつ、慣れていけばいいんじゃない?」  優しいアイツの言葉が、胸にじんと染みた。 「分かった。ちょっとずつ頑張る」  一気に縮まった距離に翻弄されて右往左往した、格好悪すぎる今日の俺。だけど明日からは、少しでも格好いいところを見せるべく、頑張ることを心に誓ったのだった。 おしまい
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