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第5話

「カレンは誰にも渡さないよ?カレンは私の物だからね」とユリウスは笑顔で言いながら私に近付いてくる・・・。 え?突然どうしたのよユリウス!! って言うか、いつから私ユリウスの物になったのかしら?ユリウスの物になった覚えはありませんけど? 「ユリウス・・・それってどういう意味ですの?」 それよりも何故ユリウスは私に近付いてくるんでしょうか? 「さっきも言ったよね?私とカレンは婚約者だって」 「ええ」 「いずれはカレンは私の妃になるんだよ。ちゃんと理解してる?」と可愛い瞳にまた睨まれました・・・。 婚約者ですよね?ええ、いずれは結婚するお相手って事くらい私も分かってますよ・・・。 でも私達まだ7歳なので結婚までの道のりは長い訳でしてその間に何があるかも分からない訳です。 「ええ。分かっていますわ。けれど私はまだ7歳なので正直に言いますと実感って物が湧かないと言いますか・・・ユリウスは私でよろしいんですの?この先私よりもユリウスに相応しい方が現れるかも知れませんし・・・」 そうよ!! ユリウスも、まだ7歳よ? この先私よりもユリウスに相応しい令嬢がきっと現れるわって言うか、なるべく早く現れて下さいお願いします神様・・・。 私、王妃にはなりたくありませんので・・・。 「カレン何言ってるのかな?私はカレンとしか結婚しないけど?」 はい? 何故?私としかしないって・・・。 ユリウスよく考えた方がいいわよ? 自分の事ながらこの先どう成長するのか、全く想像出来ないのよ? 将来結婚する時になって、あの時婚約破棄しとけばよかったよって後悔する事になるかも知れないじゃない? ユリウスよく考えて!! 「ユリウス何故言いきれるの?」 「それは・・・」と言いながらユリウスは私をギュッと抱きしめてきた。 「っ!!ユリウス離して下さい・・・」 「嫌だ。カレンは誰にも渡さないよ。たった一人の私のお姫様なんだから」 はい? お姫様? 私ユリウスのお姫様になった覚えありませんけど・・・。 「ユリウスどういう」 「ふう・・・ちゃんと言わないと分からないみたいだね?カレンは・・・。言うからちゃんと聞いててよね。私はカレンの事が大好きって言ってるんだよ。勘違いされると困るから言うけど友人の好きではないからね。分かった?」 え?ユリウスが私を好き? ええー!! 今までそんな素振りなかったはず・・・。 7歳児に告白されました・・・(私も7歳だけど) どうなってるのよ? って事は私本当にこのままじゃユリウスのお妃人生まっしぐらじゃない!! って言うか恋愛の好きに気づくの早いよユリウス・・・。
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