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6.メイクラブ(完結) ※R18

 エレインはセネガのあまりの動きの早さにめんくらったが、下ろされた場所がベッドだったことでなんとなく笑いたくなった。 「エレイン、初めて見た時から君が気になってしかたなかった」 「私もよ」  今日のセネガに余裕はみじんも感じられなかった。頭の上にある耳はぴくぴくと動き、尻尾もしぱたんしぱたんと落ち着きなく揺れている。どうやらここは寝室のようだったが、家の中じゅう甘い匂いで満たされているようで、当然この部屋も甘い匂いに支配されていた。  セネガは料理がうまくないと言っていた。どれほどパンケーキを作るのに苦労したのだろう。メープルシロップはどうやって入手したのだろう。気になることは沢山あったが、今はそれどころではなかった。 「好きだ、エレイン。絶対に幸せにするから僕を受け入れてくれ」 「……はい」  エレインが真っ赤になってどうにか返事をすると、セネガの唇が近づいてき、彼女のそれを塞いだ。 「んっ……」  はむはむと唇をはまれ、おそるおそるというように舌が差し入れられる。エレインは当然初めてだったが、セネガもまた不慣れだということがわかってほっとした。せっかく新調したワンピースもよく見てもらえず脱がされてしまったが、それぐらい余裕がないのだと思えば愛しくも感じられた。 「ああっ!」  セネガは首筋を何度も甘噛みし、やがて下着を脱がしてその胸の頂で震える乳首を吸った。彼は胸を揉むことには興味がないらしく、乳輪から大きく乳首を咥えると唇で押すようにして何度も両の乳首を吸った。それはエレインに痺れるような感覚をもたらし、足の間に濡れたような感触をももたらした。 「セネガ、セネガ……なんか、なんかへんっ!」 「エレイン、エレイン、好きだ……」  わき腹も舐め、やがて下腹部に到達したセネガはそのまま大事な部分にむしゃぶりついた。 「やああっ!?」  割れ目を開かれ花芽だけでなく甘い蜜を分泌させる蜜壷もたっぷりと舐め解かれ最後にセネガ自身を受け入れた時エレインは息も絶え絶えだった。丁寧に愛撫されたおかげでそれほどの痛みを覚えなかった彼女はそれから毎日抱かれ続け、やっと一旦解放された一ヵ月後、これが亜人族の結婚なのだと教えられて深く嘆息したのだった。  ちなみにメープルシロップは年寄りたちに聞いて自分で採取し、煮詰めて作ったらしいと聞き、エレインはセネガに惚れ直した。  そして昨年の収穫祭に買っておいたのだという指輪を受け取り、彼女はあまりの嬉しさで彼に再び抱きついたのだった。 Love Love Happy END!
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