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エッちゃんBAKUDAN ④

「ナニするんだ旺汰!(ペチン!)  …分かった、オレがオマエの耳を塞いでやる!」 俺の愛は、虹生の手によりハエを叩くように無情にも払われ 「要らん! 余計な事はスルナ!」 「!… 余計な事ってナンだよ オマエ今、オレにしようとしてただろ!」 「お前にコレはキツイと思ったからだ!」 「ハ!? それはオマエも同じだ! ズルイぞオマエばっか、コレを聞こうとして」 「イイカラ、コレはキケンなんだ、俺の言う通りにしろ!」 「ナニが”イイカラ”だ …だっからヤダって! わあ!オマエどこ触ろうとしてるんだ!血迷ったのか!?ここ学校だぞ身を慎め! この、クソスケベ!」 「!… ”クソスケベ”とはあんまりじゃないか虹生!  ……分かったぞ! 虹生!! こうするんだ 互いの手で互いの耳を塞ぐんだ…  ドウダいい考え…」 「だから、気持ちワリーって、ヤメロってば、旺汰が自分の耳を塞いでればいいだろ!」 「虹生!!」(ヒドイ) ……。…………… 『 !? 』 「今、エッちゃんなんか言わなかった?」 「え?…」 ケンカしていた俺たちは、耳を澄まし彼女の言葉を待った  あっ……    は…あ………   あ……… 『 !!!!! 』  虹生はもう泣きそうになっている。 そうだな… 分かるよお前の気持ちが痛いほど…苦しいほど……。今日は帰ったらすぐにお前の事を慰めてあげるから、それまでのシンボウだ…。 本当は今すぐにでも学校を飛び出し、俺の部屋でふたりで生まれたままの姿に、ハダカンボウになってしまいたい。 この制服が窮屈に感じて仕方ない…… その気持ちをそのまま崩さずに……  頑張れ虹生! そして、俺!!  しかし、この謎のマジックに耐久性のない俺たちは、気合だけでは歯が立たないと思い知る。段々と平常心を奪われて、ついには椅子にも座っていられなくなってしまった虹生は、床に崩れてしまった。  虹生!  旺…… 汰………  彼の手が弱々しく俺の頬に触れた。僅かに聴こえる彼の吐息は、愛の熱を帯びたアノ時のモノだった……  お前!どうしちゃったんだ! そんなにマジックに弱かったのか!? 俺は彼を抱きしめた 彼を守らなくてはいけない 藤井… 申し訳ない…… 俺にも大切な愛すべき者がいるんだ…… さあ… 虹生……  俺の鼓動を感じるんだ……  旺……汰………  なんだ 虹生……  もう…  ダメかもしれない……  オレ……………  !… ほらもっと、こっちに来い! 俺にもっと!!(グイ)  アッ!!……・・ ヤバイ……オマエにダッコされただけで……されただけで……  アアッ……・・・  虹生! 堪えろ!! 後で…後でちゃんと俺がお前の手当てをしてあげるから… 今はこの、応急処置でガマンするんだ!!  ウッ… 旺…… オレのボクの王様がもうヤバイよ……  アッ!ダメだってサワルナ! アッ… アア……  アッ… な… なんと…… 虹生が立派な王様になっている・・・・・ 大変だ……   こんな所(学校)で、約ふたりが喘ぎ出した…… 何という事態だ……!! 何というマジックだ!!……
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