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Skip 26 エッちゃんBAKUDAN ①

 いつもより熱っぽく感じた 君のお花畑も気のせいかいつもより色鮮やかに見えた。 ”今日はやさしくしてほしい” 君は抱くようにお花畑を抑えていた。 そんな君の事を、俺はまた新しい君を見つけたような気持ちで、ドキドキして見ていた。  君の顔ももちろん見ていたよ 何となく、ソバカスが今日は見えるかナ~… とは、思っていたんだよね… ソレを言うと、君は怒るからさソバカスの事は言わなかったよ。 でも… 「エッちゃん もしかしたら明日辺り……」  こんなふうに彼女には伝えておいた。 俺はスッカリ彼女の生理予報士みたいだ アハッ 君にしたら、またあの辛さを一週間…って考えるだけで、気が滅入ってしまうのかもしれないね。 いつかさ、俺たちが迎える最高の日も俺が…… 「エッちゃん どうやら明日辺り、俺たちの天使はやっと姿を見せてくれそうだよ……☆」 なんて、君の大きなお腹をナゼナゼしながら言う日が来るのかな… なんて考えちゃったよ……  ハハーーッ(ハート) で、今はその翌日の下校時間・・・  クソウ チョーク教師!… 寄りによってこんな時に、”日直当番”だからって俺にノート集めさせるとは!!  彼女を自分の教室に連れて来て、俺の席に座らせた。 こういう日の彼女は、とても素直 クラスメイトが彼女の事をジロジロ見ていたけど、仕方ないんだ だって……  学ラン脱いで彼女に掛けて教室を出て来たよ。 エッちゃん待っててね… この、頼まれ事をトットと終えて、すぐ戻るからね…(ハート) 「ごめん! オータくん、ナナくん、ちょっとエッちゃんの事、見ててもらってもいい?」 『 イ~ヨ~ 』  彼らは徒歩で通学してるから特別用事がなければ、こんな時頼りになる。 …… 大丈夫かな……って、気もしたんだけど、アイツらならきっと大丈夫だろ……。 大丈夫だろ?……   大丈夫だよなあ……・・・  大丈夫に違いない!  エッちゃんは時々、今のように激しく辛くなる時があるんだよね… かわいそうに… 早く赤ちゃん作れるようになりたいね… バス時間ギリギリまで今日は教室にいた方がいいな 早く用事を終わらせて、エッちゃんのお腹をナゼナゼして、バスの席確保しなければ。 気が抜けないぞ!(愛=エッちゃんの為に)  藤井にエッちゃんの事を見ててくれと、頼まれた。 彼女はいつもの彼女ではなかった。普段の彼女はこんなじゃない。 藤井と共にここにやって来た時から、それはハッキリと分かった。 先に姿を見せたのは、愛らしい彼女のカバン。 俺は虹生に内緒で、こう考えた事がある。 彼女のカバンでもいいから、持ちたい… ダッコしたい…… 彼女のモノは、全て彼女  ……なんて愛おしい……・・  藤井はそれをまるで彼女を愛でるようにそっと、自分の机の上に置いた。 そして、次に姿を現したのは、彼女本体だ。 ……感動した  虹生とふたりして、何回ベントーの誘いをしたか分からない。 やっと我がクラスに来てくれたのだから……!!   だが… 彼女はギュッと目を閉じ藤井の首筋にもたれるように、藤井に抱えられてやって来た。 《 !!? 》  下校時間のまだ帰り支度をしていた教室内は、その光景を一斉に見る。 ザワツキと好奇の視線の中、彼らはものともせず堂々とし、ただの教室を自分らの世界にと一瞬で変えた。
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