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少年と少女の休日 ④

 ナナくんの言う通りだ  でも、その”余裕”ってどうしたら出来るんだろう… ちっともそんな余裕なんて出来る気がしないよ エッちゃんの事、信じていないわけじゃないよ エッちゃんの”特別”は俺だけだって、信じてる、誓ってる! なのに… どうしてかな……ドキドキしちゃって… いっつも…… ま… コレが”マジック”なんだよね…… 掛かった本人にしか分からない 「所でナナくん その”好き”って、本当にトクベツな意味の…つまり、俺がエッちゃんに抱いている気持ちと同じではないよね?カスリも違うよね???正 直 に 答 え て !!」 「ぇえ!? アッハッハッハッハッハッ……」  ……ったく、ナナくん笑い過ぎだよ コッチはシンケンなのに…… いいよ… エッちゃんは本当にかわいいって、思い知るといい! 笑っていられなくなるんだから! そして、俺がなぜ、どうしてこんなに余裕がなくなるのか、理解出来るようになるんだ!!  でも… いい?  そこまでになると、本当に手遅れなんだ。 君が言う所の、”エッちゃんバカ”ってヤツだよ。 その”バカ”は治るかどうかなんて、俺は知らないからね……  エッちゃんがかわいくて かわいくて、赤ちゃんが欲しくなるんだ。 ずっと前はこんな事思わなかった… って、さすがに小学生には湧かない考えだけどさ。 彼女に向かう自分の気持ちが、全く安定しないんだ。 ずっとドキドキとして…… コレはきっと”不思議なエッちゃんマジック”だ。 そこらの恋愛とはヒトアジ違う 俺はそれにスッカリ掛かってしまっているんだよ。 本当に君たちは気を付けた方がいい…… そんな君たちも本当は、赤ちゃんが作れたらいいよね…… 「ミズキー 終わったー お待たせーっ」 「お疲れエッちゃん」 「三島くんはまだなんだね」 「エッちゃん見てコレ、こんなの考えてたんだよ」 彼女にナナくんと考えていた、”四人で遊ぶ”のスケジュールを書いた紙を見せた 「エーなに?ドレドレ… わあ!」  エッちゃんが自分のリュックを隣の机の上にドスンと置いたのを見て、彼女のお腹に腕を回してそのまま自分の膝の上に座らせた。 放課後でナナくんしか教室にいないせいか、彼女は嫌がらず素直に座ってくれた。 トモダチが見てる所でも仲良く出来るって、いいなあ…… 「昼前集合 昼食 映画?ゲーセン? お買い物? 休憩(オヤツ) ……お買い物?ナニ買うの?こんな顔ぶれで……って言うか、随分落ち着いた内容だね 私はもっとアクティブなのを想像してたよ」 「どんなヤツ?」 「ん~ 月琴湖まで自転車漕いで、今度はスワン漕いで、イモ菓子食べて、そしてみんなで記念撮影… みたいな…」 「エッちゃん ソレ、この前結日が言ってたそのまんまじゃない!」 「うん 男子多いから、そんな感じかなって…」 「……エッちゃん… 君、女の子でしょ…」 「大丈夫だよ ユイも面白かったって言ってたし」 「アッハッハッハッハッハッ…」 「ちょっと、ナナくん笑ってないで何か言ってよ… エッちゃんは本当にヤンチャなんだから…」 「!… 何でだよ!大丈夫だもん!」 「アッハッハッハッハッハッハッ… ねえ、エッちゃん 藤井が何か買いたい物があるらしいよ…… キミの……」 「ぇえ!? ミズキが?私の? ……何だろう……・・ イヤ…いいよ… ミズキいらない… 先に言っておくね ナンか、いい予感がしないから……」 「エ~~……」 「アッハッハッハッハッハッハッ……………」
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