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少年と少女の休日 ③

「さっき、ずっと君のこの姿が見たいって、考えてたんだ」  エッちゃんの部屋のベッドの上で、俺たちは今向き合っている。 本当に薄いグリーン似合ってるよ。 差し込む夕日が君のミルク色の肌を一層引き立てて、またキレイだ… やっと やっと今ゆっくり見る事が出来た。 君の手を取り、自分の胸にあててみた。 君が自分の胸の前に添えた手をそっと掴んで、カラダから離すんだ。 君はまだ恥ずかしいって、思ってるんでしょう? 俺の事も触って  ほら……抱きしめてあげる……  キスをしながら肩からゆっくりヒモを滑らす それが出来たらダッコするように背中に腕を回して、ホックを静かに外す 君の肌から離したばかりのグリーンは、君の体温 でも、君と素肌を合わせて感じるあたたかさは、他の何にも変える事は出来ない  小さな背中を撫ぜながら、俺の唇は君のカラダを辿り やっぱり君の背中は小さいな、自分の手ひとつで足りるほどだと、また改める そして、もう片方の手で君の胸を包み、やわらかい… やわらかいなあって…… そうしてる内に君は自分の胸を隠していた事も忘れて、結んでいたリボンを解いたように開いてくれる そうしたら俺は君の事をゆっくりシーツの上に寝かせてあげるんだ  は…  ぁっ…  は はぁ…  あ…… 君の手がまた何かを探してるように動き出す エッちゃん 名前呼んで  エッちゃん  おれの なまえ……  はぁ は ぁ…  ミ……  あっ  はぁ…… あぁ…  本当はどこにも行かず、ずっと君とこうしていたいよ… ずっと… ずっと…… 君の事、たくさん触らせて 君の事、たくさん撫ぜてあげる 君の事、たくさん濡らしてあげる  君の事…… たくさん……   もっと…………… 確かめ合って  一緒に揺れて    そしてふたりで……………  ………ミ  ズ……………  エッ……………  ………  …………  ……… …… … … ・・・ ・ ・ ・  左の胸に、ひとつだけ痕を付けた お揃いの身に着けるものはひとつも持っていなかったけど、俺はこれだけでも嬉しい…… 「ナナくんも三島も、そんなにエッちゃんのそばにいたら、本当にエッちゃんの事が好きになっちゃっても知らないよ  本当に 本当に、エッちゃんはかわいいんだから! ソレこそ、コロッと簡単にだよ 気付けば、心を奪われているんだから!」  今日はバイトがなく、三島を待つナナくんと一緒に俺もエッちゃん待ち。 バイトを始める前は、こんな事しょっちゅうあったんだけどね。 ”四人で遊ぶ”の話を、オトコふたりで詰めている所だ。 「エ? だから”好き”だって、この前から言ってるじゃん」 「あのねえ… 俺でも君が ま だ 本気じゃないのは分かってるよ 本気になった時が、怖いんだ! 言っとくけどねェ抜けられないよ? ドーするのさ、ソンナなったら」 「アッハッハッハッハッハッ… オマエは本当にエッちゃんの事になると、余裕もなくなるね~  余裕がなくなって、”のりしろ”までなくならないように、気を付けなよ~ フジイ~」 「!… たっ確かに…  ってだからさあ、エッちゃんのマジックを侮ってはいけないよ! 彼女のマジックは一度掛かってしまうと、そりゃあもう…」 「オレも藤井みたく、”エッちゃんバカ”になるわけ?」 「…… なんか、聞こえが良くないのは気に入らないけど…… とにかく、”不思議なエッちゃんマジック”を侮るナ!!」 「ハイ ハイ…… でも、オレも旺汰もオマエより、エッちゃんの方が好きなのは今からハッキリ言っておくね~~…」 「ヒ… ヒドッッ!!」「ハッハッハッハッハッ……」
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