137 / 205

彼女のリボン ⑤

「”手を繋ぐだけでもいい”… 君はそう言ったんだね?」 「そう…」 「ウ~~ム……」 「ミズキ? 私、冗談で言ったんだからね? ……で、その後”バイバイ”って、教室出て…三島くんにも廊下で手を振って……」 「!… どんな”バイバイ”?」 「エ?… どんなってそんな事まで? ……細かいね……」  エッちゃん… 君の”マジック”はどこに潜んでいるのか、分からないんだ。 俺にそれが分かれば一番なんだけど… 俺は今もなお、君に毎日ヤラレまくりなのを知ってるかい? ”いつ・どこで・ドイツが”!? その”マジック”に掛かり、君に堕ちるのか…… マッタク…… 君って人は……・・・ フ~~ ヤレヤレやんちゃなんだから……(クスッ) 「エッちゃん 俺に向かってその…”昨日のバイバイ”をしてみてくれる?」 「エ~~・・・ ナンで…  ・・エートね… こう……」 「!!…・・・ エッちゃ……!」 「あ こんなカンジだったかな… こう… ”ミズキーーッ”(バイバイ)… ウ~ン… それともこうかな… ”ミズキーーッッ!”(バイバイ) ……って……」  ミズキーーーッッッ ホラァ 見て見てーーーッ 私、かわいい? キャハッ ←ミズキヴィジョン ああ・・・ エッちゃん……・・・  俺はいつも君にフォーリンラブだ……… 「どうしたの!? ミズキ!!」 ミズキが急に苦しそうにガクッとへたり込んでしまった 「ハァ…ハァ…ハァ… エッ ハァ…ちゃん…ハァ…  分かった…ハァ よ…… ミズキの予感は… ハァ… 的中してしまった……ハァ… コレは……   大変だ……!」 「な…なに? また保健室行く?」 「大丈夫だよ コレは恋の病だ…  よく聞いてエッちゃん……これから話す、ミズキの話を……」 「う…うん……」 「彼らは君の事を”かわいい”と言い、そして… ”君と手を繋ぎたい”……こう言ってるんだ…」 「!!」 「冗談じゃなく、真面目に……」 「……………」 「クッ… ソレがどういう事か、分かる?」 「えっ… な、なに?」 「大変な事になったよ……」 「……………」 「エッちゃん……彼らはどうやら、君の”マジック”に掛かってしまったと思う……」 「!?」 「あんなの見てしまったら…掛からないってのがおかしいってモンだ!!  アア……でも…そうなってしまっては、いくら君のミズキでも、どうにも出来ない」 「ナンなの!? ソレって……」 「不 思 議 な エ ッ ち ゃ ん マ ジ ッ ク さ…  君のリボンでグルグル巻きにされてしまうんだ……」 「……………」 「そうなると、もう手遅れだ……もう、君から離れる事は出来ない……」 「………」 「君と★赤ちゃんを作る練習★がしたくなり、トマラナイ……」 「……大丈夫だよ みんなミズキと同じじゃないから…  ナニゴトかと思ったよモ~~」 「エッちゃん!? 何をノンキな事を言ってるの!? 君自身も気を付けた方がいい!!」 「ええええ!?」 「君の”マジック”はヤバイんだ! 見るんだエッちゃん!!」 「え?」 「アソコにスケベ丸出しの顔で、君の事をさっきからずっと見ているふたりがいる!!」 ミズキが指差した方に、ナナオくんと三島くんがいて 『 ハッッッ。。。 』 とっても驚いていた。 ”不思議なエッちゃんマジック”・・・ ナニソレ…… 「ミズキ…またナンか、ヘンなお話の影響でも受けてるんじゃ…」 「 エ ッ ち ゃ ん ……」 「!…(ビクン…)」←エッちゃん 「君のその、自分の魅力に無頓着な所は、俺の好きな所でもあるけどね、時にはソレは”キケン”なんだって、気を付けた方がいい… もう、ミズキのチカラではソレを封じ込める事が難しくなって来たんだ」 「えっと…」 「ミズキは前に君に言った事があったよね、”君の全てが君のチクビ”だと… いい? よく聞いて……やっぱり君は 君 の ス ベ テ が 君 の チ ク ビ なんだ…  ミズキはそんな君の事を、隠してしまいたい…… ん? どうしたの?エッちゃん」 「うん… ごめんちょっと…」  私は自分の立ってる位置を変えて、ミズキの陰に隠れるようにしたの 今のミズキの話を真に受けたわけじゃないけど、何となく……だって…… ヤッダ、ミズキ! ミズキのせいで、ヘンに意識しちゃう!
いいね
ドキドキ
胸キュン
エロい
切ない
かわいい

ともだちとシェアしよう!