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Ettyan skip ⑤

「鳥海さん…”エッちゃん” すごいスピードだった…」 「ん?」 「教室のドアから藤井を探してるのが見えたから、”彼は今、保健室にいる”って教えてあげたんだ その瞬間目の色変わって教室入って来た」 「ウチの?」 「そう… ”ヨソモノだ!?”っていう周りの視線なんて関係ない、藤井の荷物を纏め出した そして、それを持って教室出ようとしたから…」 「ェ…自分のと合せたら、女の子には結構な重さ… だよね」 「うん… だから持ってあげるよ って、そしたら彼女…」 ”こんなに重いのに悪いよ!” 「って、言ったんだ 今、自分はそれをやろうとして重さでカラダが斜めになってるのに そして下校時間の人がウヨウヨしてる狭い廊下を…  俺は彼女を追い掛けるのに必死だった 人の隙間を迷いもなく通り抜け、すごいスピードだった……」 「……オレはやっぱりあのふたり好きだな… 目が離せない……ずっと見ていたくなっちゃうんだ」 「その気持ち分かるよ で… 藤井はどうしたんだ 大丈夫なのか?」 「うん… 大丈夫だよ彼女がそばにいるしね…」 乗り換え駅に着いた所で、ミズキが言った 「よし!エッちゃん!」 「なに?ミズキ」 「ドラッグストアに行って、アレを買って来よう! アレがもうない この前使ったのが最後だったんだ アレがないと、ミズキはとても困る」 「あ…ああ… そうだね……でも、こんな街中で買うの? 誰かに見られるかも…… それに制服なんだよ私たち」 「……エッちゃんはやだ?」 「……………ん……・・ いっか! いいよミズキ 買いに行こうか!」 「よし!コンドーム買って、たくさん★赤ちゃんを作る練習★をしよう!」 「や… シーーッ!ミズキ声大きい」 「嬉しいな エッちゃんとたくさんたくさん! コンドームもたくさんたくさん!」 「……ミズキ…~……」 君はいつもスキップしているような女の子 スカートの中からチラッと見える、かわいいフリルや流れるリボン 伸ばした手で花を揺らして 葉っぱを撫ぜてくすぐり おひさまからはかわいいクシャミを一回もらう ポケットからはいつも弾けるように楽しい事や かわいい物や キラキラした物を落して行く だって君のポケットの中はいつもそんな物で一杯になってるからさ すぐに零れちゃうんだ 俺はそれをしょうがないなあ…なんて言いながら拾って そして君を追い掛けて行くんだよ      待ってよエッちゃん 俺はいっつも君を追い掛けてる 離れてしまっても、君がどこにいるのか俺には分かる キラキラとフワフワとそして音楽のように流れる君の笑い声が聴こえるから      あっはっはっはっはっはっはっ おひさまを呼んでるような、昔から変わらないカラダ一杯で笑う笑い声 もっと笑って 聴かせてよ…… いつもいつも幸せそうで けれど君だってやっぱり普通の女の子 怒ったり泣いたりもする スキップが躓きそうになったら俺がちゃんと支えてあげるから 俺がいつもそばにいるから 大丈夫 君のスキップのそばにいるから…… 大好きだよ ずっと ずっと 君のリボンを解かせて…… 君のお花畑で眠らせて…… 大好きだよ エッちゃん…… Ettyan skip  終
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