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★赤ちゃんを作る練習★の前に… ⑦

「結日の所に行こうか 顔見せないと、心配するんじゃない?」  あれから下着ひとつになった私は、さっき自分で外したブラを探した。 遮る髪をかき上げて、アッと見つけたブラに手を伸ばそうとした時に、視界に射して来た視線に気付いたけれど、目を向ける事が出来なかった。 彼とは少し前までトモダチ なのに普段の、服を着た自分が存在しなくなってしまうような、私の今の姿 視線の熱に負けてしまうのは、いつも私…  あんまり見ないで… 恥ずかしいよ……  庭に出した小さなプールで、下着姿になって遊んだ遠い夏の日 楽しかった水遊び……  あの頃はこんなに恥ずかしいとは感じなかった。 ……それにしても気持ちワルイ…… 「待って…  トイレ行って来る……」  結日のいるコンビニからの帰り道 暑さのせいなのか、君はなぜか浮かない表情… けれど、君のその肌の色がそうさせているのか、自分の目がおかしくなったのか、こんなお天気の日は君がすごく眩しく見えるのは気のせいかな…… 白くて白くて、透き通るように白くて 絶対キズを付けちゃいけないって。 君はオトコの僕よりヤンチャで女の子なのに、結日と変わらず… 結日が見せるソバカスよりも、僕は君のソバカスをよく見ていた。 肌の白い君はね、画用紙くらいに白くなってしまう事があるんだ…… それで気が付いたんだよ…… 「ゥ~~・・」 歩きながら、君はカラダを伸ばす 「全身縮こまってる… ここで側転したくなっちゃう…」 そう言いながら、今度は胸を開くようにカラダに酸素を入れる。 「君の場合、本当にやってしまう事があるから一応言うけど、ここで側転しないでね」 「分かってるよ!」 僕たちはトモダチになったり、恋人になったり でもトモダチ気分はやっぱり抜けないね お昼ゴハンを済ませたあと、彼女が聞いて来た 「ソレはね、お母さんに内緒でコッソリ見ていたんだ」  ”女性の医学書、妊娠・出産”関係の本 学校で教わる性教育よりも更に…の”性の知識”を僕はほぼそこから学んだ。僕の場合、ちょうどその頃に弟が生まれたりして、そんな本がうまい具合に自分のそばにあった。でも、堂々と見ていたわけじゃないよ コッソリ見ていたんだ。  今じゃスマホも与えられて、ネットでいくらでも自分で調べる事が出来るけどね。 その頃はそんな事出来るわけじゃなかったし けれど、逆にそれが良かったのかもしれない。 なぜかと言うと、いらない情報まで自分の中に入らずに済んだから。 アレもコレもでどれを信用していいのか分からないネット利用は、危ない。…… こんな大事な事、僕のかわいいエッちゃんに何かとんでもない間違いをしてしまったら、それこそ大変じゃないか。僕は運が良かった…… エッちゃん… 今度、僕と一緒にお勉強しよう? クスッ… 「へ~~っ! そうだったんだ! でもそういう本って、難しい事ばかり書いてるんじゃないの?ミズキよく読めたね だって…その頃ったら、六年生の頃?」 「ところがそうでもなくってねえ… 僕でも簡単に読めた… ア…全部が全部意味が分かって理解出来たわけじゃないよ ビックリしたよだって、そんなつもりでその本を開いたわけじゃなかったんだから… それがコレ… 本当にマジメな本なんだよね、マジメにこんなコトが書いてあるんだ……って、衝撃だった……君の言葉で言うと、エッチとは!?って、分からなくなっちゃったよ……」 「へーーーっ!! そうなんだあ!……」 僕は、生理痛が起こる仕組みを知りたかったんだ。
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