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”トモダチ”を超えようか… ②

 刺激が強過ぎて現実に生気吸い取られたみたいに、しばらく家でもおとなしくなっていた。 ”どうした?恵風?”って、パパが心配して声を掛けてくれたんだけど、”何でもない”って、答えるしか出来ないよね こんな事…… ユイは知ってるのかな…… ユイの顔を見たけど、分かるわけがなかった。  決して今まで童話の世界の中に入ったまま、ここまで大きくなったわけじゃないよ。 普通に転んで泥まみれになったり、膝小僧擦り剥いて炎症させた事だってある。 ミズキによく、”ヤンチャ!”って怒られるほど…  時々、彼は私のお世話をする為にそばにいるんじゃ…って思う事がある。 ミズキと比べると私の方が鉄砲玉みたいな時があるよね……確かに……  ママにウソを言う事だってある。悔しくて大泣きしながらだけど、ユイとケンカだってするし。それにパパやママやユイにも言えないような事を、胸の奥に潜ませるようになったり、そんなヒミツを悟られたくなくて、普通を装ったりする顔が出来るようになったり。 ヒミツにしている自分を、部屋でコッソリ鏡に映して見ている事だってあるんだ。 そんな事は同性の友だちとなら、話せたり出来るかもしれない ……全部… ではないにしても……  高校に上がって環境が変わると、ミズキはこれまでと違って同性の友だちが出来たの。 ミズキとクラスが離れた私は、入学してからずっと心の端っこにいつもそれがあって、気になっていた事だった。この不安はミズキが一番感じていた事だろうけどね。 だから、友だちが出来たと彼から聞いて、私はすごく嬉しかった。 良かったねミズキ 元々性格に問題があったわけじゃない…(と私は思ってる) ただちょっと……って所があっただけ  安心したし嬉しかったけど、新しい心配も同時にやって来る ミズキ、その友だちに怪しい誤解をされたり、また”気持ちワリー”って、言われるような事にならないように、気を付けないと… 離れたら離れたで心配。 帰りにちょっと様子を聞いてみようかな……  …そう、私がそうだったって事は、ミズキも同じように変わらないと思うんだよね。 でも、ミズキとははした事なかったから、彼がどの位を知ってるのかなんて、分からない。もしも私より色々知っているんだとしたら、ほとんど私と一緒にいたミズキはどうやってを得る事が出来たんだろう。 多分… 私と同じ位しか知らないと思うんだけどな…… それか 何にも知らないとか……  いくらナンでもそれはないか…… はぁ… でも、こんな事聞けないよね やっぱりさ…… ”アンタ、どの位知ってるの?”なんて…… 「ミズキ知ってる? セックスって、生理のアナにアレを入れるんだって」 ・・・…… やっぱりゾッとする……
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