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ミズキはオトコだった!? ⑨

「……ミズキィ…」 「なに…」 「ミズキってさあ」 「ん?」 「私のなに?」 「……?って……???」  ミズキは驚いた声を出して、そしてそれまで動いていた彼の手も止まった。 彼のこの驚きようが、思いもしなかった事で私はすぐに失敗した!って思ったの。 そうだよね、いきなり”なんだ!?”ってなるよね。 こんなに長い事トモダチしてるのに、分かってる事を”なに?”なんて、スッゴクおかしいよね……。  どうしてこんな事言ってしまったのか、自分でももう分からない。 ミズキにこんな事聞いて、私は何を知りたかったんだろう あぁ… 自分に嫌気が差して、ミズキと合わせていた瞼の上に腕を乗せて目を瞑った。 「……顔色悪いね……」 「悪いの顔色だけじゃないよ 色んな所が痛くてダルくて重くてグチャグチャだよ…… ヘンな事も言い出すし… だから……今の気にしないで……ごめん…」 !… お腹にあった手が、ホッペに来た 「かわいそうに…… そんなに辛いんだね……」  って、言ったの。世の生理痛で苦しんでる女の子が、もしも男の子から”かわいそうに…”なんて言われて、今のミズキのような包まれるような目で見られたら、思わず甘えたくなって普段の私とは別人のような、こんな血迷った事をに言い出したりしても、許してくれない? 「ミズキ…」 「ん?」 「キスして……」 「え!?」  私たちがキスしたのは、去年のあの日の一回きり。 やっぱりあれは、トモダチ同士の遊びのキス。 遊びのキスでもさ、私はずっと覚えてる… だって、初めてだったんだもん。 遊びでも 胸がフワフワとした…… また今日も遊びのキスをしようよ… そんな軽い気持ちで言ったんだ でも…… 「ごめん…また、ヘンな事言った いいよ…ミズキ今日はもう”バイバイ”しよ…… ダメだ……私……  !…」 「全然ダメじゃないよ…… エッちゃん…… エッちゃんは……」  ミズキがキスをして来た。 去年、肩をガッチリ掴まれて初めてでおぼつかなくて…… 今日は仰向けになってる私に、静かに合わせて来たの。 私はミズキに何を求めているんだろう… どうしてキスして欲しくなったんだろう…… ……キスが長い……  ミズキのキスが女の子同士でするような、遊びのキスじゃないように感じた。 去年のキスは、軽くフワッと合わせてただけ ミズキ?私はキスするの、ミズキとが初めてなんだよ これが遊びのキスでもね…… そして私の二度目のキス…… …… ……なんか…… 去年と違って、ガッツリ来るなあ……
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