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ミズキはオトコだった!? ⑧

「エッちゃん女の子なんだから、ブラジャーはちゃんと毎日してよ 寝坊したからって、ダメだよ!男子は見てるんだから!」 「え!ウソ! 分かるの!?」 「分かるよ!エッちゃん男子に人気あるし、すぐに気付かれちゃうんだから! 君の知らない間に、男子は君を見てるんだよ!だから気を付けないと エッちゃん!」 「エー…」  ふたりの性差に対して鈍いままでそれで良いと思っていた。勝手に思っていた。 そうする事で成り立つ、長続きする、そして守れる関係 そう私は思っていたからだ。 けれど彼は私の事をちゃんと、自分とは違うだって、見ていたんだ。 ……不安までさせていたんだ…… 見ていた…… そうか……分かるんだ…… ヤ~~… 恥ずかしい…!  そんな事があった去年の夏休み そんなコトもそれっきり…… ま… 受験もあったし… ミズキが言った、”エッちゃんの事が好き”は、特別な意味を持ったというわけでもなかったらしく、その後も変わりなく普段通りのままの私たちだった そして私は未だカレシも出来なく、ミズキとこの関係も続いてる。  ふと、そんな事を思い出したり、忘れたりであれからもう一年経とうとしている。 生理のせいかな、イライラするっていうか、気持ちがフラフラと不安定なのが自分でも分かる。 「ハァ…」 私の小物入れの中を弄っているミズキを見てるのも飽きて、ゴロリとベッドの上でカラダの向きを変えた。 「どうしたの?」 「……なんでもない……」  生理でお腹が痛くてダルくてイライラするのって、アンタには言えないでしょ。 早く終わんないかな… このままミズキ放っておいて、眠れそう… 「ちょっと いい? こうすると、楽にならない?」 「!…」  ミズキがベッドの上でツップしてる私の脇に腰を掛けて来て、腰を撫ぜて来た。 女の子同士でもここまではしないよね。お互い”メンドクサイねー早く終わるといいねー”そんな話をする位。けれどそうじゃないのは、生理を知らない男の子のミズキだからなのかな… その男の子のミズキに、腰を撫ぜられても気持ち悪くないや…… ミズキだから、なのかな… 「お腹の方がいい? お腹撫ぜてあげようか?コッチ向いて」  ミズキは私が生理だと分かっていて、こんな事してくれてるんだよね。 気持ち悪いって、思わないのかな……。とか、思いながら、私は素直にただのの彼にお腹を向ける…… 「痛いの、治ればいいね」  生理痛はさあ お腹撫ぜても治らないよミズキ… でも、ありがとね ミズキの手があったかくて、気持ちいいよ…… そんなふうに撫ぜられると ますます眠くなって来る……
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