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ミズキはオトコだった!? ⑦

「僕は…」  私から視線を離し困ったような顔をして、何もない所を見てる。 そんな彼を見て余計に面倒になった私は、彼の返事を待たず、 「そんな事は、そうなってみないと分かんないよ… でも、ミズキとはムリ」  手頃な所で手を打った…打たれた自分……にはなりたくない 自分もそんな事はしたくない。だから彼にははっきりそう言ったの。 これでこの話は終わり もうこんな話はやめよう……私たちにはやっぱり不向きな内容だった。馴れ合いがうっかりした失敗を作ってしまったように感じて、話を終わりにしたかった。 けれどどういうわけか、彼はさっきの事に答えられもしなかったのに、終わらせようとはせず、 「なんで!?なんで僕じゃムリなの!? エッちゃんさあ… 僕の事、だって、思ってないの?」 改めてそう聞かれると、ドキッとする どう答えようかな…… 「をそんなふうに普通見ないでしょ ミズキだって、同じでしょ? 私の事、そんなふうに意識した事ある?」 「僕は… エッちゃんは、興味ないのかなって……ずっと思ってた だから… ずっと……」 え?…… 「僕、エッちゃんの事好きだよ エッちゃんは?僕の事、どう思ってる?」 「……キライだったら、一緒にいないよ!」 「僕、エッちゃんの事好きだよ エッちゃんと、こういう事したい!」 「エッ な… なにミズキッ…!」  勢いよく肩を掴まれたかと思ったら、今度はミズキの顔が近付いて来て、キスをして来たの。の線を潜って来たのはこの時が初めてで、今思えばこれが始まりだったのかな。ミズキから来たんだよ キッカケは私が作ったようなものだけど。  突然の事でビックリして、私はミズキを突き飛ばそうとした所で彼は離れて、またおかしな事を言った。 「思った通り、エッちゃんの唇フワフワ… 気持ちいい… ねえもう一回してもいい?」 ミズキ… 思った通りって、なに?  女の子同士、友だち同士でふざけてやっているような感覚の、遊びのキスみたい。 遊びでやってると思ったんだ。ドキドキしたけど… なのに、ミズキったら…… 「!…ミズキ! それは……」 「良かった エッちゃん今日はちゃんと、ブラジャーしてるね」  ずっと性を意識していなかった男の子のトモダチ感覚でいたミズキが、私のカラダを触って来て、ビックリしたの。 手とか、肩とかそんな所じゃないんだもん  そこに触れたミズキの手が途端にトモダチじゃなくなって、男の子みたく思えてビックリしたの。 私たちはカラダのカタチはもう、服の上からでも分かる位に違う。 でもそれは、見ないように、触れないようにしていた事だ。 そうでしょう?  こんな事今までなかったから、ましてやミズキとなんてあり得ないって だから余計に驚いて、胸のドキドキがしばらく止まなかった。 ……でも、女の子同士でもこういう事遊びでやったりするよね…… この時のミズキは、私がちゃんとブラジャーをしているかどうかって…… なんでミズキが私のそんな事まで、気にしてるわけ!?
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