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ミズキはオトコだった!? ④

「モ~ヤダ! ミズキのバカ!出てってよ!」「エッちゃん…」  パンツのゴムが切れて、私は慌てて保健室に向かったの。 ママにね何かあった時、例えば急に生理になってナプキン持ってないって困った時は、保健室に行きなさいって、聞いてたから。……  こども向けのお洋服屋さんに勤めるママが、ユイと私の服をいつも一緒に用意してくれて、彼と私のクローゼットの中は何となく似たり寄ったり。 ママの選ぶ服はいつもかわいくて、微妙なお揃い感も好きだった。 でもね私、今ユイと同じような服装をしたくなかったの。 だから今朝は、ユイが絶対ムリなスカートにしたのに、信じられる?こんな事! そしてね、「付いて来ないで!」って言ったのに、ミズキは保健室までくっ付いて来ちゃったの。だから私、泣いて彼を保健室のドアの外に追い出した所。 もしもミズキが男の子じゃなかったら、追い出したりも泣いたりもしなかったかもね……  時々そんな事があったけど、私とミズキはずっとトモダチやってた。 そして一緒に歩いてて、お互いの手がぶつかっても繋ぐ事はなかった。 私たちは、だからね……  でもやっぱりって思うのは、ミズキってその辺の男の子とちょっと違う気がするの。 私と一緒にいるせい?分からないけど  もしかしたら、それがユイの言ってた「気持ちワリー」なのかな…… 私もミズキ相手に、”生理の話”とかその内自分から平気でしちゃいそう……  私からをわざわざしなくても、何年も一緒にいると気が付くようだ。…… ハァ… 私もさあ…あの頃のアンタの声……思い出そうと思っても、もう思い出せないや…… 「このシュシュ、使った事あったっけ? かわいい!」  ミズキは今私の部屋にいて、勝手に私の小物入れを弄ってる。 今朝から生理が始まり、学校から帰って来て自分の部屋に入ってすぐ、ダルさと生理痛に我慢出来ず制服のままベッドに崩れた。 うつ伏せの隙間から覗いて彼の様子を伺った 今回の生理痛は私にはまだ楽な方なんだ…… 「……エッちゃん、生理痛?お腹撫ぜてあげようか?」 「!… ちょっと、何でミズキが私の生理分かるの!?」 「え~分かるよ ずっと一緒にいたら… 見ている僕までお腹痛くなりそうだもん」 「ウソ~~」 「辛そう… でも、オトコの僕には分からない神秘…… 僕にもその辛さが分かればいいんだけどね……」  このミズキがユイに「気持ちワリー」と言わせた”その人”。 今じゃすっかり学ラン着てると、普通の男子にしか見えない男の子になったよ。 でもねソレは、ヨソではあまり喋らなくなったからなんだよね…… は、ヒミツ 私とふたりの時は、やっぱりなんだ。 その彼に初めて自分の生理を言い当てられて、ビックリした…… ……やっぱり気付くか…… そうだよね… 私……ヒドイ時あるもんね…… でもさ……ソコはアンタ、男の子なんだから、気付かぬフリをしてて欲しいって言うか……
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