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ミズキはオトコだった!? ②

今日はスカートだったって忘れてた 私は鳥海恵風(とりうみえふう)小学六年生の十一歳。 「エッちゃん、今日図書館付き合ってよ」 「いいよ また?」 「うん!返して、また続き借りるの!」 「好きだねソレ… そんなに面白いの?」 「面白いよ!エッちゃんも読んでみなよ」 「エ~私はイイ…」 「!…エッちゃん、ダメだよ逆上がりしたら!」  彼はトモダチの藤井瑞月(ふじいみずき)同じく小学六年の十一歳。 彼と今、休み時間に外へやって来て、グラウンドの鉄棒の所でボンヤリ話をしてる。 鉄棒に乗せた腕の上に顎を置いて彼はグラウンドを何か探してるように見ながら私と話をする。 ……ユイを探しているような 彼の横顔 今朝、ミズキは私を見るなり”おはよう”も言わないで 「わっ!エッちゃんスカートだ!どうしたの?かわいい!」 って驚いて言うくらい、普段スカートを穿かないの。  これはね、ユイへのイジワルなの。 なのにどうしてこんな事になるかな…… ミズキがアッチ向いてる間にって、彼の忠告無視したバチが当たった……    「どうしたの!?エッちゃん!!」「来ないでミズキ!」    ずっと三人で遊んでた ミズキとユイと私で  それがねある日 「瑞月とは、遊べねえ!」   ってユイが言い出した 話を聞くとケンカをしたわけでもないようで  兄のユイと私は二卵性の双子 二卵性なんだけど小さい頃は今よりよく間違われていた位、私たちは周りからソックリに見られていた。 ミズキと遊べないと言った理由を聞いてもユイの言ってる事がよく分からない。 「ナンか、ナンか…アイツ、気持ちワリーんだよ」  その日の夜から私は、彼とは少し距離を空ける事にしたの。 ウチでも学校でもドコでも、しばらくクチを利かないでいた。 ”今日ミズキと何をして遊んだか…”とか、絶対彼の前では話さなかった。 それまでは三人で遊んでたけど私とミズキ、ふたりで遊ぶ事にしたの。 ユイみたいなヒドイヤツは知らないもん 仲間に入れてあげないもん。 ……謝って来たら、許してあげてもいいけどさ……
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