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Chapter.7 愛され続けて*Act.4-02

 ◆◇◆◇  高遠さんの運転する車でご飯を食べに行ってから、そのままアパートに直行した。  夜に来るのは考えてみたら初めてだ。  全く同じ場所なはずなのに、日中とではまるで雰囲気が違う。 「風呂、入るよね?」  部屋に入るなり、高遠さんが訊ねてくる。 「一応、家で済ませてきましたけど……」 「入らない?」 「――じゃあ、軽く……」  変な返答の仕方だと我ながら思った。  高遠さんは微苦笑を浮かべ、小さく頷く。  そして、浴室に向かい、再び部屋に戻って来た。 「どうする?」  私の隣に胡座をかくなり、高遠さんは私に訊いてきた。 「何がですか?」  不思議に思いながら訊き返すと、わずかに口の端を上げながら私を凝視してくる。 「一緒に入る?」 「一緒に、って、高遠さんとお風呂に、ってことですか……?」  恐る恐る訊ねる私に対し、高遠さんは、「そうだよ」と当然のように返してきた。
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