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Chapter.7 愛され続けて*Act.2-03

「まあ、なんにしても助かるわ。木曜が里衣ちゃん、金曜が雪那ちゃんって……。じゃ、あのふたりにはちゃーんと言っとくから。ふたりでしっかり相談して、土曜か日曜、どっちか必ず出ろ、ってね」 「ありがとうございます!」 「いやいや、礼を言うのはこっち――じゃなくて、あの二人組だから」  名前を言うのも面倒になったのか、立原さんの中でセットとして括られてしまった里衣さんと雪那さん。  でも、立原さんのことだから、本人達がいようといまいと同じように言っていたに違いない。  いい意味で予想外の展開になった。  立原さんの言う通り、私がお願いされた立場になるわけだけど、私としても願ってもないことだから胸が躍る。  自分で言うのもどうかと思うけれど、いつも真面目にバイトをしていて良かったとつくづく思う。  ふいに気付いて壁時計を見上げた。  そろそろ戻らないといけない時間になっていた。 「あ、私そろそろ戻ります」  まだ食べている立原さんに告げると、立原さんは、「いってらっしゃい」と挨拶を返してくれた。 「来週、よろしくね?」 「はい」  私はニッコリと頷き、いそいそと店へ出た。
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