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Chapter.4 触れて、側にいて*Act.1

 私と高遠さんの関係は何と言うのだろう、と不意に思う。  初めて出逢った日にパフェとコーヒーをご馳走になり、二度目に逢った時は、お酒を飲んでご飯を食べた。  しかも、その時も高遠さんが全額出してくれた。  私も出すと言っても頑なに拒み、その代わり、筑前煮を作ってもらうのだから、と無理矢理納得させられた。  高遠さんの住まいに誘われたのは、酔った勢いもあったのだと思う。  だから、落ち着いた翌日、メールでそのことを改めて訊ねてみたら、『昨日は悪かった』と返事がきた。  でも、君さえ良ければ、ほんとに俺のアパートに来てほしい、とも。  拒否するつもりは全くなかった。  酔っていたとはいえ、約束は約束だ。  それに、ほんの少しだけでも、高遠さんがどんな所に住んでいるのか気になっていたのも本心だ。  私が『いいですよ』と返信をすると、高遠さんからは、『ありがとう』と返ってきた。  そして、改めて逢う日と時間を約束し、その日はメールを切り上げた。
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