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4.いきなり生徒会四人組に所有物宣言されました。

ギュキィィィィ―― 「な、なに!?」 いきなり響きわたった不協和音に驚いて、あたしはステージに目を向ける。 ベース持ってる文人さん、どうしたんだろ。 怖い顔で変な音出してる…。 「はい、今日の朝礼はここまで」 ってマイク握って宣言している美歌様も、どことなく怒っている感じ? 「皆もうわかってると思うけど、ここで改めて言っておくね」 美歌様の隣に並んだ癒羽くんの挑むような視線に、体育館はしーーんと静まりかえる。 「特待生枠で入学した我が校のたった一人の女子!そう、彼女ね」 つ、と伸ばされた癒羽くんの指先。 その先にあるのは――え、あたし!? うぇぇぇ――!? いやなんで?なんで今あたしの話題がいきなり出んの!? 「彼女は、俺達四人のものだから」 ぶっ!!!! いや癒羽くん今なんて? 「外野がしゃしゃってんじゃねーぞ、メガネ」 って護くん!? あなたまで何言ってくれちゃってるんですK 「彼女には手出し無用でお願いします」 文人さん!!あなたまで!! っていうか、あたしのツッコミ追いついてないよ!! 「そういうわけだから、皆よろしくね★」 美歌様!! 待ってください!! そんなウィンクしながら華麗に爆弾発言かまさないでください!! あたしがあのキラッキラな四人組のものって、どういうこと!? 入学して一カ月経つけど、今まで全然なんにも聞いてないよ!? なんにも聞いてないどころか、あたしあの四人組と関わったことなんて今の今までちぃっともありませんけど!? あぁぁあたしの疑問はおいてけぼりですか? 生徒の皆さん、そんなあたしのこと避けつつ気まずそうに朝礼解散しないで!! 待って誰か何か説明してーーー!! あたしの心の悲鳴もむなしく、その日の朝礼はこれで終了になった。
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