13 / 50

1-13:ひねくれ処女の強がり

「……っ、あんっ」  その手が胸の先をかすめた瞬間、変な声が出た。なに、今の声。誰の声? 私?  一瞬だけ菅原の手が止まって、また動き出す。今度は私が迂闊に反応してしまった弱点を執拗に弄り始めた。つまんだり弾いたり、指でぐりぐり押しつぶされて泣きそうになる。 「あ……やっ……ふあぁっ……んっ、んっ……」  なんで声、止まらないの。私のじゃない声が勝手に口からこぼれて溢れていく。  一生懸命唇を噛んでも、呼吸の度に隙間から漏れて。 「そこ……だめっ……いじらないで……」 「……やーだ」 「や……あぁ、んっ……!」  こいつが意地悪なことなんて前世から知ってたのに、下手に懇願するんじゃなかった。  さっきよりももっと熱心に弄られると、呼応するように声も大きくなる。 「あぁっ……はあ、んんっ……んっ……」 「……ここ、すげー勃ってる。感じやすいんだな、お前って」 「ち、違う、もん。あんたが触る、からっ……」 「……ふーん。じゃあ、なに。俺に触られて感じてんだ。……光栄だね」 「ひあぁっ」  触るだけじゃなく、ふっと息を吹きかけられる。  ぞわぞわが収まらない。それどころかどんどん強くなっていく。  ちゅく、と音が聞こえたのは私の胸元から。散々弄んだそこを、今度は舐められている。  唇で優しく挟んだかと思ったら、少し強めに歯で噛まれる。そうしたら甘やかすように舌でなぞられ、舌先がくすぐってくる。  どうやったら私が一番おかしくなるか知ってるみたいに、いっぱい、いっぱいそこばっかり舐められて、もう片方も指でつままれたり引っ張られたりを繰り返される。 「やらぁっ……も……舐めないで……ぇ……」  私の負けでいいと言いたいのに、やめてと言っているのに、菅原はその行為をやめてくれない。 「これだけでギブアップ? 人を散々童貞って言ったくせに、お前のが処女っぽいじゃん」 「う……」 「……やめてやんねーよ。もっと感じとけ」 「あんっ……んぁっ……」  ちゅうっと強く吸われて背中が仰け反る。お腹の奥がとっても熱くて、もうやめてほしいのに、もっとしてほしい気持ちで頭が支配されていった。  舐められて吸われると気持ちいい。もうそれは認めるしかない。だから怖かった。これ以上のことをされてしまったらどうなるかわからなくて……。 「……腰揺れてるけど、こっちも触ってほしい?」 「っ……!」  そろりと伸びた手は私の両足をゆっくり割り開いた。咄嗟に閉じようとしたけれど、それよりも早く菅原の手は私の下着をなぞっている。
いいね
ドキドキ
胸キュン
エロい
切ない
かわいい

ともだちとシェアしよう!