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3-6:こじらせ狼の弱音

「ほん、と……お願い、もう……」 「……あ、わかった。もう――イかせてほしくなった?」 「ち、ちがっ……」  浅木がそんなことを言おうとしてたわけじゃないことなんてわかってる。  そうさせたくなったのは俺の方だ。  こいつが俺に感じて、俺にイかされて、とろけて甘えてくるところが見たい。  ……それで、一つになりたい。 「しょうがねぇな。志津ちゃんがそう言うなら、こっちも」 「あ……」  スカートの中に手を入れると、戸惑いとためらいと、それからほんの少し期待した声が漏れる。  ストッキング越しからでもわかるくらい、浅木はしっかり濡れていた。  脱がす前にまず、少しなぞってみる。 「んン……っふ……」  そんな弱い刺激でもイイのか、浅木は俺の肩に顔を押し付けて一生懸命声を押し殺していた。  わざと強い刺激は与えないようにしながら、ゆるゆるそこを指でいじる。 「お前さ、忘れたって言ってたくせにびしょびしょなんだけど」 「知らなッ……ん」 「身体はちゃんと俺のこと、覚えてるみたいじゃん」  わざと耳元で囁いてやると、浅木は顔を赤くしながら首を横に振った。  もういつもの強気すら出せないところまで来てるのかもしれない。  それにしてもこうまで大人しく乗ってくれると思わなかった。もしかして、昨日一昨日で焦らした分、こいつも期待してたりして。  そうだったらいいなって思うのは、俺もさすがに限界が近かったから。 「浅木、挿れたい」 「……なっ」  慌てたように浅木が俺の肩を押しのける。  でもな、そんな力で諦めてやれるほど……俺、余裕ねーんだ。 「か、会社でなに考えてんのっ……」 「へーきへーき。ちょっとぐらい」 「平気じゃない!」 「じゃ、仕事終わったらいい?」  こいつの口から俺を求めさせたくて、ストッキングも下着もずらして、その奥に触れる。 「……ほら、お前のここ、すげー熱くなってんじゃん。えっろ」 「や、ん……」  さっきは押しのけようとしたくせに、また浅木がすがりついてくる。  一回イかせてやった方がもっと大人しくなってくれるのかもな。  そう考えて、とろとろになったそこに指を擦りつける。 「あっ……んっ……あっ、あっ……やだ、菅原ぁ……」 「甘えた声出してんじゃねーって。……今すぐ挿れたくなるだろ」  そこも硬くなっていて、俺の指が掠める度に浅木はくぐもった声を漏らしてくれる。  そんなに気持ちいいと思ってもらえんなら、もうちょっと我慢するくらいなんてことない。 「だ……め、菅原……あっ……も……イっちゃ……あっ……」 「イけよ。会社で」 「やっ……だめ、だめぇっ……」  ぎゅっとしがみついてくる力が強くなる。  こいつ気付いてないのな。だめって言うくせに、俺の指に合わせて腰振ってること。  もっともっとってねだるみたいに、俺を中へ導こうとしてること。
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