25 / 50

2-9:逃げられない二度目の夜

「ち、ちが……」  起き上がりたい。でも、それより先に菅原が私を押さえつける。  まだ何もされていないのに全身がびりびり震えていた。  無理やりこいつの存在が私にあの夜を思い出させる。身体に刻みつけられたいやらしいあの夜を。  そのせいで、足の間が変に疼いた。触れられてもいない胸の先端がぴくんと反応する。  自分でも自分の身体のおかしさには充分気付いていた。それでも、止められない。  こいつが私に欲情しているように、私も多分、こいつに抱かれたいと思っている。 「また、感じさせてやるから」 「あ……」  気付いてしまったらもう抵抗なんてできるはずない。  脱がされて、首筋にキスされて……。やたらと色っぽく肌を舐められたらあっという間に力が入らなくなった。  下着だって簡単に奪われてしまう。この間の菅原より、ずっと強引な手つきで。 「す……菅原……」 「……なんだ、濡れてんじゃん」 「んんっ……あっ……」  待ってという暇もなく、菅原は私の足の間に指を埋めた。  ぐちゅぐちゅという耳を塞ぎたくなるような水っぽい音。それに合わせて強い刺激が私の身体を走り抜けていく。 「ああっ……んあっ……あっ……ひああっ……」 「はっ、すげー声」 「やぁ……菅原ぁ……っ……」  ぴんっと菅原は私の敏感な場所を指で弾いた。さっきよりも強く、ぞくぞくっと背筋を電流が駆ける。  必死に自分の指を噛んで声を押さえようとした。でも、我慢できない。  指がくちゅくちゅ言いながら私のそこを責め立てる。花芯をこすって弾いて、ぐりっと押しつぶして。それどころか中に指まで入ってくる。  痛いはずなのに濡れた身体は菅原の指を受け入れてしまった。  内壁を指がこすって、花芯を触れられたときとは違う快感に身をよじる。 「やんっ……中、だめ……あぅ……っ……」 「なんでだめなの? 言ってくれねーとわかんない」 「きも、ち……いい……からぁっ……」 「どう気持ちいいのか言えよ。……俺の指にいじめられて感じてますってさ」 「ばか……ばかっ……」 「人の指ぎゅうぎゅう締め付けながら強がっても何とも思わねーよ」  そんなの私がしたくてしてることじゃない。勝手に身体が菅原を求めてそうしているだけ。  ああでもそんなのは認めたくない。もっと奥に触れて欲しいなんて。もっと気持ちよくして欲しいなんて……。
いいね
ドキドキ
胸キュン
エロい
切ない
かわいい

ともだちとシェアしよう!