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第5話 冬のキス

 隣に座っている優哉が、心配そうな表情をしていた。 「真麻、やっぱり気になってるんじゃないか……? 大和のこと……」 「いや、大丈夫だって」  ごまかすように、真麻はぱくりとあんまんを食べる。  しかし、真麻は自分の体の変化に気が付いていた。  夏の間続いていた大和とのセックスは、真麻を教育する分には十分だった。大和のサド的な趣味に付き合わされているうちに、真麻の快感も引き出されていた。 ――セフレでもいいの、お願い!  他の女の子との関係を問い詰める真麻にめんどくさくなった大和に別れを告げられた夜。真麻は、恥も外聞もなくそうねだっていた。大和はその後、乱暴に真麻に快感を与えた後、これで最後にしてと、呆れたように溜息をついた。屈辱的な態度だった。  別れた後も、真麻は時折大和とのセックスを思い出すことが多かった。そして。 ――濡れてきちゃった……。    真麻はもじっと膝を動かした。一瞬の思い出によって、快感が呼び出されていて、体の奥が反応している。 「ごちそーさま! なんかもう今日は気分乗らないから、これで帰るね」  あんまんを食べ終わり、真麻は普段どおりを装って、明るい声を出した。  しかし、優哉の真剣なまなざしは変わらなかった。 「……真麻、あんこついてる」 「え、どこ?」  優哉は返事はせず、その代わり、顔を近づけてきた。一瞬のことで真麻は反応ができない。  優哉の舌先が、真麻の唇の横にそっと振れた。  そして、そのまま、唇が重ね合う。 「……!」  数回、優しく唇がふれあわされた後、優哉が強く吸い付いてきた。  暖かい舌が差入れられ、真麻の舌と絡まっていく。 「んっ、んっっ」  そういえば、大和はあまりキスをしてくれなかった――。  こんな時でも、大和を思い出してしまう。  しかし優哉のキスによって、すでに目覚めていた真麻の快感は勢いづいてしまった。 「……だめっ……あっん」  キスの合間に漏れた声が自分でも驚くくらい甘かった。  優哉が驚いたように、唇を離す。 「……真麻、感じてる? 可愛い声」 「ちがう……」 「俺、真麻のこと、ずっと好きだった……でも、真麻は大和にしか眼中になかったから……友だちでもいいって思ってて……」  優哉の気持ちに、真麻は気が付いてなかった。 「別れたってきいて喜んだ。でも、まだ大和のこと、忘れられないんだな」  優哉の腕が伸びてきて、真麻の体を抱きしめる。   「だっ、だめだってば……んっ」  触れられて感じてしまう。真麻は優哉から逃れたかったが、抗う力もでてこない。  優哉の体は大きく、コート越しにも暖かさが伝わってきた。 「なんで、そんな可愛い声を出してんだよ……真麻。たまんなくなるだろ」 「だって、優哉が……」    優哉が再び唇を重ねてくる。先ほどより強引に差入れられた舌に、真麻は翻弄され体に力がはいらなくなる。  キスは激しくなり、真麻も夢中になってしまった。 「……真麻、もしかして」  優哉の右手が、真麻の膝に置かれた。  びくりと、反応してしまう。 「だめっ、触っちゃ!」  測らずもその拒絶で、優哉は真麻の体に起こっていることを理解したようだった。  右手はそのままスカートの中にはいり、薄いタイツでつつまれているそこに触れる。 「んんっ!」  真麻がびくりと反応したのをみて、優哉が頬を赤らめた。 「……濡れてる……」 「やっ、やだ、言わないで!」  ほんの数分前まで友だちだったはずの子とキスしただけで、濡らしてしまった自分が恥ずかしく情けなかった。  しかし、優哉の手は離れなかった。  指を優しく、タイツの上から行き来させる。 「あっ、優哉……そこ、ダメなの……」 「真麻、可愛い。いつも可愛いって思ってるけど、感じてる顔、最高にかわいい」 「やだ……こんなところで……」  公園には人影はない。とはいっても、誰が通りかかるか判らない。  優哉の指の動きが速くなる。もどかしい刺激が、真麻を焦らして、さらなる快感をを求めてしまう。  足を閉じて、優哉の指にクリトリスを押しつけてしまった。 「……真麻、エロいよ……」 「だって、だって……」 「辛そうだな。もっと気持ちよくしていい?」 「……え?」  優哉はベンチを降りて、真麻の前にしゃがみ込んだ。  スカートの中に両手をいて、タイツと下着を一気に引き下ろす。 「やっ、やだ、こんなところで……!」 「誰もいないから」 「で、でもぉ……」  タイツと下着が膝まで下ろされてしまった。下着に糸をひくように、真麻の愛液が垂れている。  優哉がそのまま、真麻の太ももを押し上げる。 「真麻、自分で足持って」 「えっ、やだ……恥ずかしいよ……」 「すぐに終わらせるから」  優哉の面前に、秘所を見せつけるように、真麻の足が広がる。  誰もいないとはいえ、昼のさなかに公園でするようなことではない。  恥ずかしさと同時に、快感が増幅されるのも判った。 「真麻、すごい濡れてるよ……」  優哉がそう言ったあと、真麻の割れ目に舌をはわせた。 「あんっ!」
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