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第8話

驚愕に目を見開いている私の様子が洋介くんにとっては楽しいようだった。 「何も言えない、か?」 「ちがっ!あれは、」 スカートの中に洋介くんの熱い手が入ってくる。 その熱さのあまり、私の腰はピクリと動く。 「あ、」 彼は私の首筋にキスを落としながら、 「ほら、ここも濡れてんじゃん」 私は羞恥のあまり、顔を背けることしか出来なかった。 「……お願いだから、もうやめて」 震える声でそう告げるも、身体は素直だ。 自分も気持ちよくなろうと快感を受け入れる。 洋介くんの指が中に入ってくると、私は嬌声を咬み殺すことに神経を集中させた。 彼の指は鏡夜の指ととてもよく似ていた。 そして、私の弱い場所を執拗に攻めるところもとてもよく似ていた。 潤んむ視界を暗闇に落として、私は唇の血が滲むまで咬んでいた。 「っん、」 眉毛だけは悩ましげに顰めて。 洋介くんは器用に私のワンピースを脱がしていき、気がつけば私は生まれたままの姿を彼に見せていた。 ここまでくると、私には早く終わって欲しい気持ちしか残っていなかった。 どうせ、毎晩似たようなことをされているのだ。 その相手が鏡夜だろうが、洋介くんだろうが、どっちでもいい。 そう思い込もうと必死だった。 チクリチクリと何度も胸に痛みが走り、彼にキスマークを付けられているのだと知る。 「美琴はここも綺麗なんだな」 彼は恍惚の表情を浮かべて、私の桃色の二つの突起物を弄った。 がり、とそこに甘い刺激が走り抜け、私は一度達した。 「あっ……」 唇が開くと、彼は私の唇に食らいついた。 「んふっ」 「なぁ、どうして俺じゃ駄目なんだ?俺の方が美琴を愛しているのに」 悲しそうな顔で私を見下ろす彼は気づいていない。 その瞳の奥に、どうしようもなく歪んだ黒い感情が渦巻いていることに。 その口が、嬉しそうに歪んで弧を描いていることに。 「っ、そうじゃ、ない。あなたは私を組み敷きたいだけ、でしょ。鏡夜に抱かれている私を、自分のものにしたいだけっ」 彼の丸出しの下半身が私の恥部に当たり、ゆらゆらと今にも入りたそうに擦り付けられている。 そのとき、扉から声が聞こえた。 「おい、入るぞ」 そう言って、何の躊躇いもなく扉を開けて入ってきたのは鏡夜だった。 彼は私たちの姿を見ると無表情になったかと思うと、そのまま洋介くんの頬を一発殴った。 ぶっ飛ばされた洋介くんが体勢を立て直す前に、私は鏡夜に連れ出されていた。 彼の上着をかけてもらえただけ、有難かった。 所謂、お姫様だっこの状態で私は彼の部屋まで連行されたのだ。
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